「ねえ、再来年(2026年)はディズニーシー25周年だし、新エリアもできたじゃん? これからオリエンタルランドの株、絶対上がると思うんだよね!」
先日、ディズニー好きの友人からこんな話を聞かされました。
その瞬間、僕の投資家としての直感が警報を鳴らしました。
「あ、これ、完全に天井だ。」
投資の世界には残酷なルールがあります。
それは、**「ニュースで知った時には、もう手遅れ」ということ。
そして、「素人が熱狂するお祭り(イベント)こそが、プロが冷徹に売り抜けるタイミングである」**ということです。
みんなが魔法にかかっている今だからこそ、あえて冷や水を浴びせるような話をします。
僕はディズニーが大好きです。でも、「好き」と「儲かる」は別です。
今日は、僕がオリエンタルランド(OLC)株を「今すぐ売り」だと判断し、株価2,800円まで落ちるのを待っている3つの合理的(かつ残酷)な理由を解説します。
理由1:すべては「コロナのトラウマ」から狂い始めた
なぜ、ここ数年でディズニーは変わってしまったのか?
すべての発端は、あのコロナ禍です。
かつてない長期休園と巨額赤字。あの時、OLCの経営陣は強烈な「恐怖」を植え付けられました。
**「数(入園者数)に頼るビジネスは脆い」**と痛感したのです。
そこで彼らが生き残るために選んだのが、**「人数を絞って、単価を極限まで上げる」という生存戦略でした。
そして、そのターゲットとしてロックオンされたのが、円安で財布の紐が緩い「インバウンド(外国人観光客)」**です。
決算を見れば、この戦略は短期的には成功し、業績はV字回復しました。
しかし、それは**「日本の若者」という将来の基盤を切り売りした結果**に過ぎません。
「コロナからの緊急避難」だったはずの劇薬(値上げ・コストカット)が、いつの間にか中毒になり、未来を食いつぶす「焼き畑農業」に変わってしまったのです。
理由2:夢の国から「500万人」の若者が消えた
その副作用は、すでに数字として表れています。これが一番ショッキングなデータです。
OLCの公式データ(ゲストプロフィール)を分析すると、恐ろしい事実が判明します。
コロナ前(2018年)と現在を比較すると、18歳〜39歳の現役世代の客数が、なんと約500万人も減少しているのです。
その代わりに増えているのは誰か?
40歳以上の中高年層です。
今のディズニーリゾートを支えているのは、若者の熱狂ではなく、**「昔の思い出に浸る、お金を持った大人たち」**なのです。
「紙皿」で魔法は解けた
なぜ若者は消えたのか?
答えはシンプル。「高すぎるから」そして「値段に見合わないから」です。
チケット代は1万円を超え、DPA(有料ファストパス)でさらに課金。
必死にお金を払って、レストランで出てくるのは…**「紙皿」**です。
「1万円払って、フードコートみたいな紙皿?」
SNSでそんな悲鳴を見たことがありませんか?
コストカットによる利益捻出は、企業の決算書(PL)を一瞬キレイに見せますが、ブランドという資産(BS)を確実に蝕みます。
今のOLCは、インバウンドという「一見さん」を優先し、「将来のファン(若者)」を切り捨てています。
10年後、今の若者が親になった時、彼らは子供をディズニーに連れて行くでしょうか?
僕は、未来のLTV(顧客生涯価値)を破壊しながら進む企業に、長期投資する勇気はありません。
理由3:あなたは「マクドナルド」を誤解している
多くの個人投資家が陥る最大の罠。
それは**「ディズニープラスが伸びればOLCも儲かる」**という勘違いです。
はっきり言います。OLCには、映像配信の売上は1円も入りません。
OLCと米国ディズニーの関係は、「マクドナルド」と同じだと考えれば分かりやすいです。

• ウォルト・ディズニー(米国)= マクドナルド本社
• スーパーで「レトルトカレー(ディズニープラス)」を売って大儲けしても、店舗には関係ない。
• オリエンタルランド(日本)= フランチャイズの店舗オーナー
• 店舗でハンバーガー(チケット・グッズ)を売って稼ぐしかない。
• しかも、本社に売上の一部を「上納金(ロイヤリティ)」として払い続けている。
本社(米国)がどれだけコンテンツで成功しても、店舗(OLC)の利益には直結しません。
むしろ、OLCは浦安という「土地」の限界に達しており、これ以上の成長ストーリーが描けない状態なのです。
僕の予測シナリオはこうです。
1. 2026年(シー25周年): ここが最後の「お祭り」。株価は期待で維持されるかもしれません。
2. イベント終了後: 「次の材料」がない空白期間に突入。ここで魔法が解けます。
僕が適正だと考える株価は**「2,800円」**です。
• 現在: PER 40倍〜50倍(超割高な成長株扱い)
• 2,800円: PER 30倍前後(成熟した優良企業としての適正評価)
2,800円への下落は「暴落」ではありません。メッキが剥がれて**「実力値に戻るだけ」**です。
投資家なら「冷酷」になれ
ディズニーは「夢」を見る場所であって、「夢」を買う株ではありません。
僕はディズニーが大好きです。だからこそ、株は買わずに、そのお金でチケットとチュロスを買います。
そして投資資金は、過去の遺産ではなく、**未来を作る「メタトレンド(AI・半導体)」**に回す。
情に流されず、シビアに利益を追求する。それが僕の投資スタイルです。
あなたは、それでも今の株価で「夢」を買いますか?
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