ソフトバンクのNVIDIA全売却で半導体株急落:逆張りで利益を出した実録【メタトレンド投資】
先月、大きなニュースが半導体セクターを揺るがしました。
ソフトバンクグループがNVIDIA株を全売却。その額、約8,900億円分。
市場は過剰反応し、AI・半導体関連株が軒並み急落しました。
しかし私は、これをチャンスと判断してエントリーしました。
この記事では、実際のトレード記録と、メタトレンド投資の考え方を公開します。
ソフトバンクGのNVIDIA売却の衝撃
何が起きたか
2024年7-9月(第3四半期)に、ソフトバンクグループがNVIDIA保有株を全売却していたことが判明しました。
売却額は約58億ドル(約8,900億円)。
さらに、著名ヘッジファンドのティール・マクロも同時期にNVIDIA株を全売却(約155億円分)。
市場の反応
このニュースを受けて、AI・半導体セクター全体が下落。

NVIDIA自体は9月末以降わずか2%程度の上昇にとどまり、関連する日本の半導体メーカーも軒並み売られました。
私が注目していたローム(6963)も例外ではありませんでした。

なぜ逆張りでエントリーしたのか
私の判断プロセス
- ニュースを見る
- ロームのチャートを確認 → 急落している
- ニュースの背景を調査
- ローム自体のファンダメンタルズを確認
重要な気づき
ローム自体は全然悪くない。
- EV需要は継続している
- パワー半導体(SiC)の需要は増え続けている
- ソフトバンクの売却は「AI投資バブルへの懸念」であって、ローム固有の問題ではない
メタトレンド投資の視点
メタトレンド投資とは:
先に進んでいく情勢の中で、資金を大きく投じる投資スタイルです。
私が注目しているメタトレンド:
- AI
- EV
- 宇宙
これらの大きな流れは、短期ニュースでは変わりません。
「ピック&ショベル」戦略:
ゴールドラッシュで儲けたのは、金を掘った人ではなく、ツルハシとシャベルを売った人でした。
EV市場で言えば:
- 完成車メーカー(テスラ、トヨタ等) = 金を掘る人
- 半導体・部品メーカー(ローム、デンソー等) = ツルハシを売る人
どのEVメーカーが勝っても、半導体は必ず必要です。
実際のトレード記録
エントリー判断
タイミング:
ソフトバンクのニュース後、ローム急落時
判断理由:
- 短期の売りは「ノイズ」
- 長期トレンド(EV化)は変わらない
- ローム自体の業績は悪くない
- リバウンド狙える
結果
エントリー後、反発で利益確定しました。
今日(11/19)も:
デイトレード用の口座で、ローム +7,000円利確
その後の展開:短期と長期の使い分け
利確後に再び下落
ソフトバンクのニュースで急落したローム。
私はリバウンドを狙って短期トレードでエントリーし、利益を得ました。
しかし、利確後に再び下落。

現在も2,000円付近で推移しています。
「売るの早かったんじゃない?」
そう思われるかもしれません。
でも、これは短期トレード用の口座です。
短期と長期を分けて運用
私の投資スタイル
実は、私はローム株を2つの視点で運用しています。
- 短期トレード用
- ソフトバンクのニュース後にエントリー
- リバウンドで利確 ✅
- 今回の+7,000円もこちら
- 長期保有用(別で管理)
- こちらは継続保有中
- メタトレンド投資として
- 調整局面でも売らない
なぜ分けているか
短期:
- 市場の過剰反応を利用
- リバウンド狙い
- すぐ利確
長期:
- EV化のトレンドに乗る
- 調整局面は無視
- 数年単位で保有
これを混同すると、判断がブレます。
なぜ再び下落しているのか
日経平均の調整局面
今回の下落を調べると、ローム固有の問題ではありませんでした。
日経平均全体が調整局面に入っています。
- 日経平均:38,000円台 → 調整入り
- AI・半導体セクター全体が連れ安
- ローム、デンソー、東京エレクトロン等、軒並み下落
つまり:
- ローム自体のファンダメンタルズは変わっていない
- 市場全体の調整に巻き込まれただけ
- EV需要も、パワー半導体需要も継続中
長期保有分はどうするか
答え:何もしない。持ち続ける。
日経平均の調整が終われば、AI・半導体セクターも再び上昇すると予想しています。
理由:
- EV化のトレンドは継続
- パワー半導体の需要は不変
- 市場の調整は一時的
メタトレンド投資の基本:
短期のノイズに惑わされず、長期トレンドを信じる。
反省点:チャンスを逃した
再エントリーのタイミングを逃した
リバウンドで利確した後、ロームは再び下落しました。
ここが再エントリーのチャンスでした。
- 2,000円付近まで下落
- 長期トレンドは変わらず
- 短期トレード用に入れたはず
でも、私はエントリーしませんでした。
空売りという選択肢もあった
さらに言えば、空売りという手もありました。
- 日経平均が調整局面に入っている
- 下げトレンドが明確
- 空売りで利益を取れたかもしれない
でも、これもやりませんでした。
なぜエントリーしなかったのか
私の投資哲学:「決定的な理由がないと動かない」
正直に言います。
私は、危険性が大きいと判断した時は、エントリーしません。
今回の状況:
- 日経平均の調整がどこまで続くか不明
- ロームの下げ止まりのサインがない
- 空売りも、反転リスクがある
決定的な理由がないのに、無理にポジションを持つのは危険。
これが私のスタイルです。
慎重すぎる?
「チャンスを逃してるじゃないか」
そう思われるかもしれません。
でも、投資で大切なのは、勝つことよりも負けないこと。
- 無理なエントリーで損失を出すよりも
- 確実なチャンスを待つ
私は、このスタイルを貫いています。
投資で最も大切なこと:「チャンスを見逃す勇気」
私が心がけていること
投資を始めた頃、私は焦っていました。
「今エントリーしないと、チャンスを逃す」
「みんな儲けてるのに、自分だけ何もしてない」
こんな気持ちで、無理なエントリーを繰り返していました。
結果は、散々でした。
「チャンスを見逃す勇気」
経験を重ねて、気づきました。
投資で最も大切なのは、「チャンスを見逃す勇気」です。
- 不確実な時は、エントリーしない
- 焦って飛び乗らない
- ポジションを持たないことも、立派な判断
相場は逃げません。
チャンスはいつでもあります。
今回の例で言えば
ロームの再下落時、私はエントリーしませんでした。
- 日経平均の調整がどこまで続くか不明
- 底打ちのサインがない
- 空売りも反転リスクがある
これは、チャンスを見逃したのではなく、「見逃す勇気」を持った結果です。
チャンスはちゃんと見ればいつでもある
焦る必要はありません。
相場は毎日開いています。
- 調整が終われば、次のエントリーチャンスが来る
- 明確なサインが出るまで待てばいい
- その間に、分析を深めればいい
チャンスを逃すことを恐れるより、無理なエントリーで損失を出すことを恐れるべきです。
初心者へのアドバイス
投資を始めたばかりの人は、焦ります。
「早く儲けたい」
「みんな儲けてるのに」
その気持ち、よく分かります。
でも、一番大切なのは:
「チャンスを見逃す勇気」
- 無理にエントリーしない
- ポジションを持たない日があってもいい
- 待つことも、投資の一部
相場は逃げません。チャンスはいつでもあります。
ちゃんと見ていれば、必ず次のチャンスが来ます。
まとめ:焦らない、待つ、そして確実に取る
今回、私はソフトバンクのNVIDIA売却ニュースを利用して、ロームの短期トレードで利益を得ました。
しかし、その後の再エントリーは見送りました。
空売りも見送りました。
これは、失敗ではありません。
「チャンスを見逃す勇気」を持った結果です。
次の確実なチャンスを、冷静に待ちます。
投資は、焦った人から退場していきます。
焦らず、待ち、確実なチャンスを取る。
これが、メタトレンド投資の実践です。
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