お祭り騒ぎの中で、冷静になれるか
「解散総選挙だ!」「高市相場で株高だ!」 SNSを開けば、そんな威勢のいい言葉が飛び交っています。
確かに、選挙は政治の一大イベントであり、短期的には株価を押し上げる材料になることもあります。 しかし、私はあえてこう予想します。
「2026年は、高市政権にとって、『失望と忍耐』の年になる」
なぜなら、市場が抱いている「期待」と、政治が動く「現実の時間軸」には、埋められない致命的なズレがあるからです。 そして何より、政権内部に抱える「爆弾」が、政策の決定スピードを鈍らせているように見えてなりません。
今回は、熱狂の裏で私が感じている「違和感」の正体と、政局に振り回されないための私の投資戦略について解説します。
1. 「3年の改革」を「3ヶ月」で求める現代人
まず、最大のリスクは「国民の気が短すぎる」ことです。
高市総理が掲げる「積極財政」や「危機管理投資」。 これらが実を結び、企業の業績やGDPとして数字に出てくるには、どう考えても3年〜5年のサイクルが必要です。
しかし、TikTokやショート動画に慣れきった現代の有権者(と投資家)は、就任からわずか数ヶ月で「結果」を求めます。 ガソリン代が安くなったりと身の回りに変化がおきて繋ぎとめられている国民の気持ちがいつまでもつか。
この「ギャップ」こそが、2026年の相場を重くします。 春頃には「期待外れ」というレッテルが貼られ、期待で膨らんだ株価が「失望売り」でしぼんでいく。 そんなシナリオが容易に想像できます。
2. 頭脳の「持ち腐れ」リスク
私が政権を見ていて感じる最大の懸念。 それは、「片山さつきという稀代の頭脳が、完全にくすぶっている」ことです。
本来、片山財務大臣は、誰よりも数字に強く、日本の財政や経済の「本質的にやるべきこと(=たとえ痛みや反発を伴っても、将来のために必要な手術)」が見えているはずの人です。
一方で、高市総理の動きはどうでしょう。 支持率を維持するための「表面的に聞こえの良い政策」や、派手なパフォーマンスが目立ちます。
私の目には、今の状況がこう映ります。 「片山大臣が本質的な改革をやろうとするたびに、高市総理が『それは選挙に響くから』とストップをかけているのではないか?」
- 高市総理: 表面的・短期的な「人気」を優先。
- 片山大臣: 本質的・長期的な「正解」を優先。
結果として、片山大臣の能力が発揮されず、出てくる政策は「当たり障りのない、中途半端なもの」ばかりになる。 これこそが、今感じている「閉塞感」の正体です。
投資家として一番怖いのは、無能なリーダーではありません。 「優秀なNo.2が、トップの都合で飼い殺しにされ、正しい手が打てない状況」です。
あの片山さつきが、納得した顔をしていません。 彼女が「くすぶっている」うちは、日本経済の抜本的な再生は期待できない。私はそう見ています。
3. 政局が荒れるなら「ここ」へ逃げろ
では、そんな「失望」と「内紛」のリスクがある2026年、私たちはどう動くべきか。 答えはシンプルです。
「誰が総理大臣でも、進めざるを得ないトレンドを買う」
政局や支持率に左右されるテーマ株は捨ててください。 国として「やらないと死ぬ」レベルの国策だけが、政治の混乱を無視して上昇します。
① 防衛・宇宙セクター
高市さんが総理でいようがいまいが、地政学リスクはなくなりません。 防衛費の増額と宇宙開発は、日本の生存本能そのものです。ここは鉄板。
② エネルギー・データセンター
AI需要で電力不足は待ったなし。 原発再稼働や送電網の整備は、政治思想に関係なく進めるしかない「インフラ」です。 (※先日紹介した栗田工業などもここに入ります)
③ 【再評価】三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306)
以前の記事でも推奨しましたが、改めて「メガバンク」の強さを確認しておきたいです。
金利のある世界。これは財務省(片山大臣側)も望むところであり、経済成長(高市総理側)の結果でもあります。 つまり、どっちに転んでも銀行には追い風が吹きます。
実際、以前紹介してから株価は堅調に推移しています。 政局が不安定な時こそ、こうした「配当」と「自社株買い」で株主を守ってくれる巨艦銘柄が、避難港として機能します。
まとめ:見出し(ヘッドライン)で売買するな
高市総理の手腕を全否定するつもりはありません。 ただ、「市場の期待が高すぎる」のと「内部のバランスが危うい」という事実を、冷静に見つめるべきです。
選挙のニュースで一喜一憂して飛び乗ると、高値掴みのカモにされます。 2026年は、政治家の言葉ではなく、「時代の不可逆な流れ(トレンド)」だけを信じて投資するのが正解でしょう。
【記事の締めくくり】不透明な政局を生き抜く「二刀流」
高市総理の人気取りと、片山大臣のくすぶる本音。 このねじれ構造がある限り、2026年の日本株は、ヘッドラインニュースに振り回される「視界不良」な相場が続きます。
そんな中で、私たち個人投資家が生き残るための生存戦略。 それは、「日本株で守りを固めつつ、政治リスクのない海外にも目を向ける」という二刀流です。
私は現在、この2つの証券会社を用途によって使い分けています。
1. 政治に左右されない「守りの株」を買うなら:松井証券
今回紹介した「三菱UFJ」や「防衛・インフラ株」のように、国策銘柄をじっくり仕込むなら、老舗の「松井証券」が最適解です。
今の政権のように先行きが見えない時は、誰でも不安になります。 そんな時、松井証券なら「松井証券顧客サポート」があり、電話で相場の状況や操作方法を人間に相談できます。
「片山大臣のような実務家が評価されない不安定な時期」だからこそ、コストの安さだけでなく、こうした「老舗の安心感」を買っておくのが、大人の投資家の選択です。
2. 日本の政治リスクを「回避」するなら:DMM株
そしてもう一つ。「日本の政治がゴタゴタして進まないなら、合理的な米国市場に逃げればいい」という考え方もあります。 そんなフットワークの軽い投資には、**「DMM株」**が最強です。
- 米国株の取引手数料が安い: 日本の政局に関係なく成長するAI企業(NVIDIAなど)へ低コストでアクセス可能。
- スマホアプリが優秀: ニュースを見て「ヤバい」と思った瞬間に、スマホ一つでサクサク売買できます。
「日本株一本足打法」は、これからの時代リスクになります。 サブ口座としてDMM株を持っておき、いざという時は資金を海外へ逃がす。この準備ができているかどうかが、2026年の勝敗を分けます。

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