2026年がスタートしました。新NISA制度が始まって、早くも3年目に突入です。
「とりあえずオルカン(全世界株式)を設定して、あとは放置」
という方も多いと思います。もちろん、それは一つの正解です。
しかし、2024年のお祭り相場、2025年の調整局面を経て、「本当にこのままでいいのか?」と不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
今回は、今さら聞けない新NISAの「意外な落とし穴」と、市場が落ち着いた2026年だからこそ狙える「チャンス」について解説します。
1. 今さら聞けない「新NISA」と、最大のデメリット
「利益が非課税になる神制度」。
新NISAの理解はこれで9割合っていますが、残りの1割に致命的なリスクが隠れています。
それは、「損益通算(そんえきつうさん)ができない」ということです。
⚠️ 損益通算とは?
通常、A株で100万円儲かって、B株で100万円損をしたら、プラスマイナスゼロで税金はかかりません。
しかし、NISA口座で100万円損をしても、他の口座(特定口座)の利益と相殺することができないのです。
つまり、「NISA口座での負けは、税制上の救済措置が一切ない完全なる負け」を意味します。
ここから導き出される結論は一つ。
「新NISA枠で、一か八かのギャンブル投資をしてはいけない」ということです。
負けられない枠だからこそ、2026年はより慎重かつ大胆な戦略が必要です。
2. なぜ今、2026年が「チャンス」なのか?
「出遅れた…」と思っている方。安心してください。
むしろ、投資を本格的に見直すなら今がベストタイミングです。
• 2024年: 新制度への期待で、猫も杓子も買っていた「加熱期」。
• 2026年: ブームが去り、本当に実力のある銘柄だけが評価される「選別期」。
過熱感がなくなった今こそ、割安に放置されている優良株や、本物の成長トレンドを冷静に拾えるチャンスなのです。
3. 【つみたて投資枠】の正解は「退屈」に耐えること
まず、月々の積立設定(つみたて投資枠)について。
ここに関しては、2026年も方針を変える必要はありません。
• eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
• eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
この「王道」を崩さないでください。
ここは資産の「守り(コア)」の部分です。面白みはありませんが、損益通算できないリスクを避けるためにも、過去の実績が最強なインデックスファンドを積み上げるのが最適解です。
4. 【成長投資枠】2026年はここを攻めろ
差がつくのは、年間240万円の「成長投資枠」の使い方です。
「負けられない枠」であることを踏まえつつ、リターンを最大化するために、私は以下の2つのテーマに注目しています。
🅰️ インフレに勝つ「高配当株」戦略
物価が上がり続ける今、現金の価値は目減りします。
そこで、日本の「累進配当株(減配せず、配当を増やし続ける企業)」をNISA枠で保有します。
• 大手商社
• メガバンク
• 通信キャリア
これらは倒産リスクが極めて低く(=損益通算できないリスクを回避)、かつ非課税でチャリンチャリンと配当金を生み出してくれます。まさに「自分年金」作りです。
🅱️ 実需が爆発する「AIインフラ」戦略
もう少しリスクを取れるなら、やはり「AI」です。
ただし、2026年はAIそのもの(ソフト)だけでなく、AIを動かすための「インフラ」にお金が流れます。
• データセンター関連(不動産・建設)
• 電力関連(AIは大量の電気を使うため)
こうした「ツルハシ売り」の銘柄を成長枠に組み込むことで、S&P500を上回るリターンを狙うのが、私の今年のメイン戦略です。
5. スタートダッシュは「口座の見直し」から
最後に。
もしあなたが、銀行の窓口で勧められた「手数料の高いファンド」をNISAで買っているなら、それは非常にもったいないです。
非課税メリットが、高い信託報酬で食いつぶされてしまいます。
2026年のスタートに合わせて、手数料の安い証券会社への移管を検討してみてください。
•松井証券: 相談窓口の評判が良く、サポート重視の人におすすめ。👇
•DMM株:『米国株(NVIDIAやApple)を売買したい』と思っている方におすすめ👇
【まとめ】
新NISAは「魔法の杖」ではありませんが、ルール(損益通算不可など)を理解して使えば「最強の武器」になります。
思考停止で放置するのをやめて、1月中に一度、ご自身のポートフォリオを点検してみてください。
その小さなメンテナンスが、数年後の資産額を大きく変えるはずです。

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